台湾・彰化暮らし 2017

2017年4月〜2018年3月まで台湾・彰化暮らし。その後も何度か訪問。台湾生活記録です。

台南4 カフェ「双生」と「PariPari パリパリ Apartment」

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台湾ってほんとうに「ブランチ」が流行っているんですね〜

どこも似たようなメニューだけれど。こういったお洒落な所は値段も日本とあまり変わらず。一番安いシンプルなこれで190元。他は230元のふたつがありました。

珈琲付きです。

スクランブルエッグにベーコン、パンは2種類。真ん中はドレッシングで

サラダとスープ。このかぼちゃのスープはおいしかった。雨で濡れて冷えたからだに

染みました。

 

ここのオーナーは2人の男性。ひとりはカタコトの英語が話せたので、

なぜ「双生」って名前にしたの?と聞いてみました。

なぜなら、中国語で「双生」は「双子」という意味。

答えは「僕らは双子じゃないけれど、ある人に双子みたいに似てるね!と言われたのがきっかけなんだ〜」ということでした。なーんだ。双子じゃないのか。

わたしがみた感じでは、現在の雰囲気はあまり似ていませんでした。がふたりともとても穏やかで、笑顔が素敵なイケメン!でしたよ!店内は女性客ばかりでした。

日本もそうですが、こういうところが好きなのは、やはり女性客が多いのかな〜。

トイレが厨房の中にあって、不思議。きちんと清潔に保たれていて、

花とアリス」(鈴木杏蒼井優ダブル主演の岩井俊二監督の映画・大好き!)

のポスター。センスのいいお店でした。

 

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このデフォルメイラストと本人たちは全然違います。実物のほうがイケメンです(笑)

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カウンターの席にはコンセントとノリタケさんのポスターが。

オーナー達は日本が好きみたい。置いてある本は、デザイン関係。

小日子、ビッグイシューなど。個人的には

Donnerstaga zineというフリーペーパーの発見に興奮!

ドイツ語で「火曜日」という意味ですが、

台湾人がベルリンを取材してつくったものの用です。

文章は中国語と英語併記でした。

しらべても ネット上には全然情報がありません。

もっと制作背景を聞いておけば良かった!

「これは、売り物なの・・・?」とおそるおそる聞いて

「フリーだよ!持っていっていいよ!」と言われたときの嬉しさと言ったら!

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入り口は右側の小さなドア。

先に中に入って、紙に名前と連絡先(電話番号)を書いて、順番が来たら電話がかかってくるという仕組みでした。わたしはめんどうなので、入り口となりのベンチに腰掛けて待っていました。ここでどしゃぶりの雨にやられて靴がびちょびちょに。

でもそれを覆すブランチタイムだったので結果よし!

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となりの普通の家の窓枠デザインもかなり独特でした。

台湾の建築散歩、かなり面白い!

前に進むと、「雑貨『あ』」という店が。日本の雑貨を取り扱っていました。

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まあ日本のならここで見る必要もないだろうと、さらりと流して前へ進みました。

するとやたらお洒落な建物が。

面白そうなので入ってみることに。

名前は「pari pari apartment」パリパリ

という片仮名表記までついています。台湾で「パリパリ」はファッションの意味だそう

入ると左手に小さなアイスクリームワゴン。そしてビンテージショップ。

「さあはいって〜!みていきなよ〜!」と

ノリノリで声をかけてきてくれた若いお父さんは

店主かと思ったら、お客さんでした笑。

こどもと一緒に去っていきました。

 

小道具がおしゃれ〜。かなりセンスのいい空間です。

ここに置いてある

「台南美術」という冊子。

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このNo.4が台南の民芸特集でかなり欲しくなるも

値段が書いていない…。

「これ、売り物?」と聞くと、

アイスクリーム屋の男性と女性があれこれ話し合って、

よくわからんから、詳しい友人に聞くと電話。

1分後くらいに上から男性が降りてきて、

その人が、その「詳しい友人」だった。

急すぎて驚いたけれど、英語でいろいろと説明してくれた。

彼がいうには、これは政府が出版したプロパガンダで、あまり流通していない。

彼も手に入れるのは苦労して、一時期、香港に10冊しか置いていなかった・・・。

などなど希少性を語ってくれた。

そして、もしかしたら、「婦人館」にあるかも!と近くの場所を教えてくれた。

(後で無事、みつけることができ、No.4だけ購入しました。)

1冊120元。No.1~ 5まで出ていて、全部ほしかったけれど、

1冊目は瀬戸内国際芸術祭の話だし、2冊目は坂茂特集。

3冊目は日本の職人特集だったので、4冊目だけ買うことにした。

その「詳しい友人」こと2回の珈琲屋さんのオーナーも

4冊目はvery niceだと絶賛していた。

 

話をもとに戻そう。このアパートは3階だてで、

3階は民宿になっている。部屋は2部屋あり、ひとつは2人部屋。

(2人で3000元/泊)

もうひとつは3〜5人部屋(値段は聞きそびれた。)

こちらは、畳に布団で、新しい畳のかおりがした。

お〜懐かしい!

お願いして掃除中にも関わらず、部屋を見せていただきありがとうございました。

話の流れで、

日本人かと聞かれて「そうだよ」といったら、

「今朝10時くらいに、BRUTUSの編集部の人が取材に来たよ〜」

と教えてくれた。6月だか7月号の台湾特集に載るそうですよ。

(ってここでばらしちゃまずいかな?まいっか。だれもこのブログみてないし)

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これが1階の様子。アイスがとてもおいしそうだたけれど、このとき

お腹いっぱいすぎて、悲しくも断念。

民宿の部屋の様子。

①2人部屋

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②3〜5人部屋

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注)iPhoneで撮ったので、画質はあまり良くない&お掃除中だったので完璧な様子ではないことをご了承ください。

妹や家族、友達さそって、泊まりにきたいな〜!

珈琲屋のオーナーさんはBRUTUS大好きだそうで、わたしも大好きなので、

ふたりで笑った。ははは。

 

雨のふるなか、再び街あるきへ。

出逢ったたくさんの建築をいつかまとめたいなあ〜

今日は1〜4まで一気に書いたので、続きはまた今度。

 

(追記)

pari pari apartment の「鳥飛古物店」の葉(よう)さん、

親切にありがとうございました★ 無事手に入れられましたよ!

Thank you for giving me a lot of interesting information, Mr. You! 

住所:台南市永康區忠孝路

410巷85號(對面倉庫)