台北 まち歩き
さてさて、前回、コーヒー屋さん
BEANS & BEATS
について書いたが、引き続き、町歩きの様子を綴ろうと思う。
この界隈、Fujin通りは純度が高く、このまま日本の代官山や原宿に持っていっても違和感がないほどの通り。
それが終わると、一気に現実に戻されるのだから、不思議なものだ。
印象的だったのは、ほとんどの店がガラスばり
それも大きな窓を全面に出していて、店内が綺麗に見えること。
つまり、公共に向けてオープンにしている。
だから、入ってみようかなという気持ちになるし、
全体的に間口が狭い台湾の店とは大きく異なる点である。
小さな町ほど、昔ながらの間取りなので、
日本の町屋と同じく、入り口が狭く、隙間なく押し込まれている。だから、なんとなく暗い店内の店が多いように思う。
日本は昔、入り口の幅によって、納める税金だか、土地代が決まっていたから、わざと狭い幅にして、奥に長くしていた
と聞いたことがあるが、台湾ももしかしたら、そういう制度だったのかもしれない。
そうそう、台北滞在の時に建築本
「ようこそ建築学科へ!」を購入したのだが・・・
日本円で定価1800円だから、台湾のジュンク堂ではもっと高い。
その中で、ハッとするいいなと思う部分があったので引用する。
ちなみに、こちらの本は、監修でこそ五十嵐太郎さんだが、
中のトピックは実にたくさんの建築家の方が書いていらっしゃる。共感できる部分が必ず見つかるのではないかと思う。
私がいいと思ったのは、藤村龍至さんのトピック
「自分の考えをまとめ、組み立てる場所としてネットを使っている」そうだ。
以下、引用させていただく。
大事なことは、「記憶の鮮度があるうちに書く」こと、ネタや雑談はスルーして「建築にこだわって書く」こと、他人の悪口やネガティブなことは書かず「ラストは必ずポジティブにまとめる」こと、などである。裏で匿名アカウントを作って悪口や愚痴を吐き出すように書く人や、ネット上では悪ぶろうとする人などもいるが、そのようにネットを人格を文節させる場として使うよりも、むしろリアルの人格もネットの人格も統合するように、社会化して使う方が自分の思考に一貫性が生まれ、自身につながるのではないかと思う。
ここを読んで、最近、感じ始めたことにぴったり合致して、
それが綺麗に言語化されていて納得した。
実は私も以前はツイッターを愚痴、もしくはプレゼントの応募にしか使っていなかったのだが、少しばかりリアルなじぶんの世界と繋げて使うようにしたら、同じ趣味の仲間を見つけ、
またそれが実生活に役立つという経験をした。
ツイッターで知り合ってすぐに、実際に出会う機会があり、
そこでもまた有意義な情報交換をすることができた。
ちょっと考えが変わったきっかけにもなった。
しかしながら、もっと若い頃は、そうした客観的な捉え方もできず(しようとしていたが、じぶんの中の不純度が高くて、うまくできなかった)
今になって、ようやく社会的な役割を意識できるようになってきたのだろうか。
少し前まで、女優:蒼井優さんいう「30代前後でくる最後の思春期・反抗期」だったかな、だったけれど、なんだか抜けたような気もする。まあ、こればっかりは5年後、10年後なりに振り返ってみないと気づけないかもしれないが・・・・。
おっと!かなり話がそれた。
そうそう、建築に携わってきた人には素敵な人が多く、
また建築好きにも素敵な人が多い。
だから、私は「建築」という分野が好きで、
専門は化学、今は言語なのだけれど、相変わらず建築と
それに関わる人たちが大好きである。
だから、エセ建築家なりの目を持って、都市・街の様子を眺めたいなあという思いがあり、街歩きを一つの趣味にしているのも、
そういう理由が一つにある。
台北の街は混沌としているように見えて、案外わかりやすい。
大通りをそれれば、割と安い弁当屋があちこちにある。
そうだ!この時に見つけた弁当屋もとてもよかったので、また
別記事で書きたいと思う。
冒頭の集合住宅はとても目を引く形をしていて、かなり
広く場所をとっていたので思わず撮影。by iPhone
まだFujin street に入る前。
ちなみにGoogle map は英語設定なので、日本語表示だとちゃんと漢字がで流のかも。
このポイントにYou bikeの乗り場がありました。台北は自転車でスイスイ行けてしまうので、おすすめです。30分ならたったの5元。
1時間でも10元? Easy Card と台湾の携帯電話(コードを受け取るため)があれば簡単に登録できてしまいます。
後ろのスーパーの前にはこれ。
LIvinh Labをみて、最近読んだ研究手法かと思ってしまった。単純にスーパーだからだと思うんだけど、もしそれを狙っていたらすごい。
そのリサーチコンセプトについては
WIkipedia をどうぞ。
で、冒頭の住居の横にあった、トレーニングの広告。この沖縄にあるような家屋の屋根みたいな部分が広告場所になっているのも、なかなか面白い。
裏から見たところ
いきなりひらけた所に、家庭菜園みたいな場所があって、驚く、台湾らしからぬ。
それで、
おしゃれ服屋もある。
郵便局と隣の建物とのコントラスト。
点前は8月19日から始まる
世界中から大学生が集まる、国際的なインカレみたいなスポーツ大会の旗がはためく。
バスの電子掲示板。おお!スペインとか、ヨーロッパで
よく見かける形式のを台湾では初めてみた。
そもそも、木が均等に植えられているという街路樹がある時点で、ちょっと違う。また、道の作りが、普通は段差ありまくりの、ビルの手前をくりぬいた感じが普通なのに、ここはそれがないから、違和感を感じる。
ワッフル屋さんもあり、珈琲屋のMANON 4だったかな。
ここもガラス張りで気になった。次回行こう。
役目を終えたらしき看板。
こうした看板が全部取り外されて、今のfujin streetになったのでしょうか。真相はわからず。
最後にビームスの前を通って、前回記事
hidatakayama-maria.hatenadiary.jp
にたどり着きました。
ファイナルセール中でしたよ!
9折というのは10パーセント(1割)オフの意味。
あまり安くなっていない。