2018年になって、２週間。
私が台湾にいる、と決めた日まで約２ヶ月ちょっとになった。
「終わり」が見えてから、私は後悔しないように、せっせと興味のあるところを
まわっている。「彰化」と言えば、「大仏」と「扇型車庫（roundhouse）」
が有名なのだが、後者の車庫にはまだ一度も行ったことがなかった。
１月の雨が上がって、気温が下がった昼下がり、よし、今日は行こうと
心に決めて行ってきた。実際、滞在時間は30分。片道20分だから、おおよそ１時間半
ショート・トリップではあったけれど、自分が旅人になったように、非日常を
たのしむことができた（周りがカメラを携えた観光客ばかりだったこともある）。
＊扇型車庫については、別記事で書きます。
さて、今回は、何について書こうかと思いを巡らした。
最近は、紹介記事ばかりなので、趣向を変えて、私の「台湾観」を交えて
記事を書こうと思い立った。
以前、台湾のここがいやだ！ということについて、つらつらと書き連ねたが、
不満はあれど、それとなんとなくだが付き合えるようにはなってきた。
仕事に疲れて帰ってきた家の前に、犬のフンがデーンとある日常には
少々うんざりしているが。
先週１０度にまで下がった台湾。再び、日中は２０度ほどまで暖かくなり、
過ごしやすくなった。しかしながら、「台湾の家」は寒さに耐えられる
作り担っていないので、窓側は隙間風が寒い。
冷房しかついていない、５畳ほどの部屋は、下から冷える。
シャワーもお湯が出るのは15分ほど。外気が寒い日ほど、水になるまでの
カウントダウンが速くなる。今では、入る前に工程を組み、
髪、体、顔と、最短で洗えるようになったのだから、人間は慣れるものだ。
空気の悪さや肌荒れを他のせいにしないで、
食事に気をつけたり、清潔さを保ったり、夜ものを食べずになるべく早く寝たり
といった、「当たり前のこと」に手をかけることにしよう。
とこころがけはじめてから、自分の嫌だったところは、少しずつ改善しているように
思う。周りの環境はそう簡単には変えられないから、自分が変わるしかないのである。
ドイツ、スペインやヨーロッパ周遊などで、
それらのことについては、わかっているつもりだったが、
年をとるごとにわがままになっているのかもしれない。
節目が近づいてきて、焦りもあった。
「受け入れること」
簡単なようで、難しい。
でも受け入れてしまえば、楽になる。
自然体でいられるような２０１８年にしたい。
日本にいれば、年末年始があり、初詣にいき、
年賀状のやりとりをしたり、「お正月」を味わう。
しかし、台湾にいた今年は1月2日から仕事だったし、
「戌年」になった感覚も、ない。
12月31日に行った「夜市」の輪投げで「犬」をとったのも
今年が戌年であることを、陰ながら祝いたいと私の元にきたのだろうか。
hidatakayama-maria.hatenadiary.jp
2月に旧正月があるから、近所の寺はにわかに活気付きはじめたように思う。
前を通ると、独特の煙のにおいがするし、カラフルなお供え物が山積みにされている。
今週末はひさしぶりに路地裏でも歩いてみようかな。
唇に大きなニキビができて、ショックだったけれど、2日ほどで治ったこと。
仕事終わりに、台湾語をちょっと教えてもらうこと。
いつも行っている店で顔なじみになって、顔を見ただけでメニューを用意して
くれること。
小さな積み重ねが、ここに暮らしていることを思い出させてくれる。
こうした瑣末なことは、きっと１年後には忘れているだろう。
でも、これこそが「台湾・彰化暮らし」そのものなのかもしれない。
２０１７とタイトルにいれてしまったが、変えようか迷っている。
しかし、２ヶ月後には、ガラリとタイトルをかえるつもりなので、
もうしばらくはこのままでいこうと思う。
Instagramを見返してみると、私の台湾について初めての投稿も「犬」だった。
メモ：台湾語はエモーショナルである！
・頭痛：トウティヤー！（中文：トゥトン）
・臭い：ツァーゴンゴン
・いい匂い：パオーコンコン
・かゆい：ジー
・（聞いても）わからん：ティアボー （中文：ティンブートウ）
