高山明氏「マクドナルド大学」のその後が気になる。
タイトルを見て、「?」と思う人は多いだろう。
今回は、台湾に全く関係ない記事。
台湾にくる前に高山明氏の講演会を東京・赤坂のドイツ文化センターで聞いた。
彼は、演劇的手法を用いて、街の中で様々なプロジェクトを仕掛けている人である。
非常に面白いことをいつもやっているので、時折、調べたりもしている。
その講演会では、北投や東京を舞台にした「ヘテロトピア」プロジェクト
についても触れていた。私は「台湾生まれ、日本語育ち」の温さんの
本をこの頃、夢中で読んでいたこともあり、
彼女も関わるこのプロジェクトに、とても興味を惹かれていた。
彼女はすでに様々なメディアで取り上げられているが、
大学生目線のこのインタビュー記事を紹介しておく。
ま、私も大学生だった頃に、この大学生協発行の「読書のいずみ」に関わり、
何度か作家の方々にインタビューさせてもらった思い出あるので、
思い入れの強い媒体である。
さて、話を戻そう。
Google検索で「マクドナルド大学」と入れると、本家のページ
(ハンバーガー大学・・・)が出てきてしまうので、
「マクドナルド大学 難民」と検索してほしい。
そう、これは難民を絡めた一大プロジェクトなのだ。
詳しくは公式HP 「PortB」
と日本語ではなくDeutsch と English のみだがこちらに授業内容など
詳細がのっている。かなりセンスのいいページだから、消えないでほしいな。
ドイツを中心に、難民が辿った道上にある、
「マクドナルド」をキャンパスに、
難民が「教授・講師」として「大学講義」を行うという形を取っている。
中には、本当に本国で大学教授だった人もいるというから、
中身は質の高いものだったのだろう。
すでに2017年に終わっているので、実際にどうだったのかは
わからない。なぜマクドナルドが舞台なのかというと、
貧しい人でも、誰でも気軽に入れて、そこで一日中を過ごすという
「マクドナルド難民」と絡めてだろう。
『マクドナルド放送大学』は、簡単に言ってしまうと、15人の難民の「教授」による15の「授業」をフランクフルト市内のマクドナルドで行うというもの。関わった自分が言うのもなんだけど、その「授業」がどれも凄まじく面白い。いろんな人に聞いてほしいなあ。。
— 高山明/AkiraTakayama (@akirat16) 2017年2月26日
なぜ今更こんなことを書いているのかというと、
これがちょうど昨年の今ごろ、3月2日から26日まで、行われたからである。
個人的な振り返り。
COURRIER 期間限定(2017年6月14日までの記事)をここに載せておく。
もうネット上からは見られないからね。
*2枚目には私のメモがあるが、気にしないでほしい。「ドクメンタ」に行きたくて
しょうがなかったのだ。結局、前年に行くという空回り感。