台湾・彰化暮らし 2017

2017年4月〜2018年3月まで台湾・彰化暮らし。その後も何度か訪問。台湾生活記録です。

玉山 [台湾最高峰] 登頂記録 (2018年9月28日)

台湾最高峰の玉山に登頂しました。(2018年9月)

ただし、もう2年以上すぎてしまったため、ほとんど覚えていません。詳しいブログはいろいろあると思うので、個人的に言いたいこと。

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① 絶対に台湾人と行った方がいい(中国語が堪能な場合は除く)

② 2日目の登頂+下山よりも、初日の8時間上りの方が断然、きつい!

③ トイレは全てものすごく汚い(+臭い)ので覚悟。さらに、上に行くほどトイレの数が少ないので、必ず行くべし。

④ 山小屋には台湾の大学の医学部の学生さんたちが駐在してくれており、高山病などのお薬、小さな怪我の治療はしてくださいます。(ありがたい!)

⑤ 高山病になりやすい人は、予めトレーニングしておくべし。

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以上です。

ルートは決まっています。なぜなら、環境保護の観点だと思いますが、入山数の定員が決められているからです。しかも外国人は確か週末のみ。私は台湾人に申し込んでもらったので、平日に行くこともできましたが、仕事の関係で週末に。生年月日や年齢、国籍など個人情報を提出する義務があります。

ざっくりしたルートは

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登り口でバスに乗り換える → 登山開始(ひたすら8時間のぼる) → 山小屋 (ご飯付き)→ 就寝(雑魚寝) → 起床(午前2時)  → 登頂開始(午前3時ごろ) → 登頂で日の出!→ 山小屋に戻る → 朝食 → 下山 → バスに乗って駐車場まで ....

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こんな感じです。幸いだったのは、登頂で日の出がきれいに見えたこと。それから山小屋の食事もまあまあ口にあったこと、山小屋にwi-fi があったことには驚きました。(昨今では当たり前?)

 

①については、私は中国語がほぼ話せないため、山小屋で症状を説明するときに、本当に助けられました。高山病でヒーヒー言っていましたが、夜、少し仮眠をとったら、翌日はとても楽になり、体は悲鳴をあげていましたが、元気でした。むしろ、初日に献身的に薬をくれたり、声をかけてくれた友人(台湾人)が翌日は死んだようになってしまっていて、なんだか申し訳なく思った記憶。毎日ランニングしていて、マラソン大会にでまくっている台湾人だけが唯一めちゃくちゃ元気でした(年上でしたが)。

ここで得た教訓:

・年齢を過信してはいけない(このとき20代後半)

・日頃のトレーニングがものをいう(30代半ばの男性らは元気)

 

② 初日を覚悟すべき。特に山登り初心者。山小屋まで2時間弱?というところで私は息も絶え絶えになって、かなりゆっくり前進することに。迷惑かけました。薬は絶対に持っていかないといけません。(吐き気を止める薬など)

③トイレはもう我慢しかない。消毒液やウェットティッシュなどを最大限活用するしかありません。ただトイレはそのつど行ってください。私は気持ち悪すぎて、歩いた道を戻り、トイレに行きましたから。(便秘がちな人は要注意。変な話、溜まっていると、気圧が下がった上の方で苦しくなります・・・。)

 

④まあ「ひとこと会話」book のようなものは用意しておくべきでしたね。苦しい時は話すのも億劫になるので。

⑤何度でも言いますが、体調管理とトレーニング大事。この時私がへばったのは、金曜日まで仕事をして深夜格安航空で飛行機の飛び乗り(成田の第3ターミナル)、それから台北からバスで現地に向かい、車で拾ってもらって、さらに移動…という弾丸だったのもよくなかったんだと思います。車での移動が長時間に渡った上、疲れも溜まっていましたから。

 

さらに帰りは台風直撃のおまけ付き。飛行機がキャンセルになって、何から何まで現地の友人にお世話になりました。一泊とめていただいて、ご飯までいただいて…もう頭が上がりません。当時も恐縮していましたが、今思い返しても、感謝しきれないほどです。

台湾では、通算3回の山登りになりましたが、これが最も厳しい戦いでした。最高峰だから、そりゃそうですが。低い山で慣らしが必要ですね。玉山にもう登る気にはなれないのですが、台湾の自然を満喫できたので、心残りはありません。

この記録日記が何かの参考になれば幸いです。

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早朝なのでヘッドライト必須でした。山頂にて。