台湾・彰化暮らし 2017

2017年4月〜2018年3月まで台湾・彰化暮らし。その後も何度か訪問。台湾生活記録です。

北投ヘテロピア(高山明のPortB)2016 からの・・・・

かなり前で恐縮ですが、都市・まちを舞台にアートを仕掛ける高山明さん(PortB主催)について、記事を書くのをすっかり忘れていました。台湾の「北投ヘテロトピア」はすでに終わりましたが、マクドナルド・ラジオ大学などかなりおもしろいプロジェクト(時には法すれすれ・・・!?)をどんどん企画・実施されているアーティストです。

彼の特徴は毎回、街や人の社会問題と密接に結びついているところ。動くアートとてもいったらいいのでしょうか。じわじわ、時にダイレクトに社会の問題に切り込みます。

というか、私自身はアーティストとして知ったのですが、演劇畑の方なんですよね。演劇的手法をもっと広げて、都市の中で実験している方とでも言えばいいでしょうか。とにかく斬新な切り口が刺激的です。

 

「北投ヘテロトピア」

負地平線 2016 台灣國際錄像藝術展

https://www.twvideoart.org/tiva_16/Akira_TAKAYAMA.html

www.heath.tw

私は残念ながら北投のヘテロトピアには参加できなかったんですが、「東京ヘテロトピア」には参加できました。個人的に御徒町周辺のインドの宝石商の歴史が興味深かったです。アプリをダウンロードして、位置情報をオンにして歩きます。紹介文を見ながらその街の歴史や足取りを辿ることができるという仕組みです。ぶらぶら歩きやブラタモリが好きな人は絶対好きなプロジェクトです。

Tokyo Heterotopia

NEW -> 2021年6月16日の朝日新聞で最新情報を見つけました!なんと、今年の8月にアップデートされ、アプリも更新されるそうです。2013年から続いていたなんて!驚きと嬉しさ。記事の一部を有料会員部分を一部引用させていただきます。こちらは無料会員に登録しますと月5本までなら無料で読める記事に含まれています。

2013年時点では都内13カ所の「アジア」にゆかりのある場所を取り上げ、各所を訪れてラジオの周波数を合わせると、そこにちなんだ虚実入り交じるストーリーが聞けるようにしました。このプロジェクトは現在も進行中で、物語は詩人の管啓次郎さんや作家の温又柔さん、木村友祐さん、小野正嗣さん、井鯉こまさんたちに執筆してもらったものです。今年の8月には東京メトロとコラボした更新版のアプリができます。訪問地は30カ所以上に増える予定です。

引用元:

「東京に巨大な穴ぼこが残る」高山明さんが危ぶむ五輪 - 東京オリンピック:朝日新聞デジタル

 

高山明さんホームページ(日本語・English)

http://portb.net/

 

digital.asahi.com

f:id:mmaarriiaa:20210620014439p:plain

朝日新聞記事のページ:会員でなくとも、途中まで読めます。無料会員なら月5本まで読むことができます。

最近のプロジェクト;

マクドナルド大学」は難民問題が盛んに取り沙汰されていたドイツに始まり、今はベルギーや香港で行っているようです。ぜひチェックしてみてください。

 

● McDonald's Radio University in HongKong

www.mru.global

● McDonald's Radio University in Brussels

www.mru.global

 

他に、台湾関連でいうと「東京修学旅行プロジェクト」なんかあります。

ABOUT|東京修学旅行プロジェクト