台湾・彰化暮らし 2017

2017年4月〜2018年3月まで台湾・彰化暮らし。その後も何度か訪問。台湾生活記録です。

2018年1月27日(土)四大陸フィギュアスケート選手権2018【ボランティア目線で見てみる】

【観戦記録】の方に
 
台湾に住んでいるのだから、実はボランティアをやりたい!
と思って応募していたのでした。
しかしながら、日本側のボランティアはまずTOIECの点数が足りないし、大学生でもないので応募できず。
台湾側は、中国語がわからないために、ボランティアができず。
そもそも、ボランティアの募集要項が、中国語しかなく・・・・。
もし、次回、台北アリーナで国際試合があれば、
ぜひ、英語ページも用意して、
国際ボランティア募集をかけてほしいところです。

 

と書きました。
今回、私はボランティアに参加はしていませんが、
以前、2回、リオ・オリンピックと札幌・冬季アジア大会ボランティアとして
参加した経験を元に、ボランティア目線で、今大会を振り返ってみます。
 

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まず、台北アリーナの席配置を少し。
入り口の階段をのぼると、黄エリアがあります。
反時計回りに、紅(日本語で赤)エリア、緑エリア、紫エリアとなっています。
赤と黄色・緑と紫がペアになっている感じです。
 
今回、
入り口階段を登って、すぐに
ミニメダルセレモニーやスポンサーのシチズン時計授与式が行われた
カンファレンスエリアがありました。
 
ちょっと進んだ、赤エリアのすぐ前に
プレスエリアがあり、(写真参照)
スポンサーのCanonカメラを抱えた、ボランティアジャージの人たちを、多く見かけました。
写真のちょうど左側に、各国で配信されたニュースが掲示されていました。
日本は朝日新聞デジタル、新聞社各社など。
中国語、英語、ISU公式ニュースなどが見られました。
写真付きです。
 
プレスエリア内ではパソコン作業している、ジャーナリストの皆さんが見えました。
赤エリアの一部がジャーナリスト限定席に指定されていました。
 
ちなみに、黄エリアはチーム関係者、指定席。
私のエキジビションのチケットはなぜか黄色だったので、
一般客がほとんどおらず、カナダの(ペアかアイスダンスの)選手やタイの選手を見かけました。
もしかしたら、スケート仲間がコーチ関係者からもらって来たチケットなのかも
しれません。真相は分からず。
 

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picture by Maria.T

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男子フリーはプレスセンター前の赤エリアから観戦
入り口には、必ずボランティアが立っており、
入場する際には、チケットを見せて、座席などを確認されます。
おそらく、違う番号だと、エリア内には入れないようにしているのでしょう。
これは、ブラジルのリオの時と同じです。
試合中は止められて、合間に下に降りていくという感じでした。
まあ普通ですね。観劇などもそうですし。
 
今回、ボランティアスタッフにたくさん声をかけましたが、
だいたい英語OKでした。何人かは日本語もOK.
女性が多かった印象です。
男性スタッフはもしかしたら、もっと体力が必要なところに人員配置されているのかもしれません。
 
アクレディティケーション・カード
は黄色の紐。
ユニフォームは紺色で、普段使いもできそう!
あ〜やりたかったな〜ボランティア!
見たところ、下は自由で、ジャケットとアクレディティケーション・カードのみ支給かな?
 
ごはんの支給があったかは不明です。
 
 
 
 
 
リオのオリンピックの時も思ったのですが、
中国とロシアのボランティアは、かなり巨大なので、
情報量もすごく、選手たちのツーショットやサインを、
うまいこともらっていて、
驚いたものです。
 
もちろん、ボランティアは、
あくまで、大会が円滑に進むように、というのが第一の目的であり、
仕事です。ボランティアという名目ですが、これはちゃんとした仕事。
責任感が大事になって来ます。
 
 
中国人のボランティアが、アクレディテケーションを悪用(?)して
用もないのに、入って写真撮影していたり、
ボランティア従事中なのに、ユニフォームで選手と写真を撮っていて、
職権乱用だとして厳重注意を受けたり、
という事件もありました。
 
 
また、卓球会場のボランティアから聞いた話ですが、
ブラジル人の大学生の多くが、大量に、
当たり前のように遅刻して来て、
ボランティアリーダーは即刻、全員をクビにしたそうです。
明日から来なくていい。と。
それで、卓球やボクシングが行われた会場の
ボランティアが大幅に足りなくなってしまったそうです。
 
また、ソチのように大学生を固めたわけでもなく、
ロンドンのようにボランティア精神が根付いているわけでもない
ブラジルでは、ユニフォーム欲しさにボランティア登録した人も多くおり、
色々問題になったわけです。
 
平昌もソチと同様、大学生ボランティアに加え、高校生ボランティアも多く配置しているようですね。
私はと言うと、登録完了できていなかったという凡ミスにより、
平昌ボランティア参加はかないませんでした。
 
 
東京ではどうなるでしょうかね〜。
 
 
平昌では、言語ボランティアを希望した、
多くのベテランも落とされています。
(ブラジルの時の仲間たちの多く)
言語ボランティアは希望者が多かったのか、
韓国人に日本語話者が多かったのか、
自国の人を優先したのか・・・・・
 
真相はわかりませんが、
もしかすると、言語はオプションとして、
よっぽど言語のプロフェッシャナルだと自信がある人以外は、
看護やエンジニアなど、別の専門を身につけておいた方が
活躍できるかもしれません。
 
 
いずれにせよ、東京開催のオリンピックに対し、
各国のボランティアたちの期待は大きいです。
 
日本人は真面目できっちりしているし
新幹線の時間も正確だし、
IT技術も発達しているから、
きっといい大会になるだろうね〜
と多くの人がポジティブに期待した声をかけてくれました。
ブラジルより絶対良いはずだ!との声も(笑)
 
また東京で会おうね。
と声を掛け合って別れた2年前。
東京は2年後に迫っています。
 
 
 
 
しつこく言いますが、
プレス・センターでボランティアした経験から言うと、
言語能力は必須です。
 
 
やはり選手も多く、影響力が巨大な
それから、中国語とロシア語ができると、
プレス・コンファレンスやら、翻訳やら
活躍できるチャンスがたくさんあります。
 
選手が多い分、応援しにくる観客も多いわけで、
会場では、やはりこの3言語に需要があると言えるでしょう。
 
*ただし、アジア人の多くが、ジャーナリストといえども
英語が苦手でした。スペイン人やフランス人もちらほら。
 

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Kiss & Cry / EXのあとに許可をもらって撮影

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仕事を終えたフラワーガール・ボーイたち

一部の子は、翌日に、この格好で練習していましたw。

さて、おまけ。プレスセンター前には、日本語、中国語、英語など様々なメディアの記事が掲載されていました。

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写真容量が少なくなったため、Instagramのカメラで撮影しました。

画質が悪くてすみません。